BLTインプラントは、ストローマン社が開発したインプラントシステムの一つで、「Bone Level Tapered Implant」の略称です。
特徴
- 骨レベルインプラント: インプラントのショルダー(肩)の部分が骨のレベルに位置するように設計されています。
- テーパー形状: インプラント体が根尖に向かって細くなるテーパー形状をしています。
- セルフタッピング: ねじ切りがされているため、骨に直接ねじ込むことができます。
メリット
BLTインプラントが適しているケース
- 骨が柔らかい、または骨量が不足している場合
- 審美性が求められる部位
- 抜歯窩への埋入
- 初期固定を必要とする場合
従来のインプラントとの違い
従来のインプラントは、インプラントの肩の部分が骨よりも上に位置するものが一般的でした。BLTインプラントは、骨レベルに位置するため、より自然な歯肉ラインを形成しやすく、審美性に優れています。また、テーパー形状とセルフタッピングにより、初期固定が向上し、骨が柔らかい場合でも安定した治療が可能です。
BLTインプラントは、ストローマンインプラントの優れた特性を継承しつつ、さらに進化したインプラントシステムと言えるでしょう。