オールオンフォーは、歯がほとんどない方や総入れ歯の方を対象とした、画期的なインプラント治療法です。
従来のインプラント治療との違い
従来のインプラント治療では、失った歯の本数と同じ本数のインプラントを埋め込む必要がありました。しかし、オールオンフォーでは、わずか4本のインプラントで、上下1列の歯をすべて支えることができます。
オールオンフォーの仕組み
- 少ない本数のインプラント: 4本のインプラントを顎の骨に埋め込みます。この際、後ろの2本は斜めに埋め込むのが特徴です。
- 即日仮歯: インプラントを埋め込んだその日に仮歯を装着することができます。
- 固定式のブリッジ: 4本のインプラントを土台にして、12本程度の人工歯を固定したブリッジを装着します。
オールオンフォーのメリット
- 手術回数が少ない: インプラントの本数が少ないため、手術回数が少なく、体への負担が軽減されます。
- 治療期間が短い: インプラントを埋め込んだその日に仮歯を装着できるため、治療期間が短縮されます。
- 費用を抑えられる: インプラントの本数が少ないため、費用を抑えることができます。
- 骨造成手術が必要ない場合がある: 斜めにインプラントを埋め込むことで、骨の少ない方でも骨造成手術をせずに治療できる場合があります。
- 審美性に優れている: 自然な歯並びと美しい笑顔を取り戻せます。
- しっかり噛める: 固定式のブリッジなので、安定性が高く、自分の歯のように噛むことができます。
オールオンフォーのデメリット
- 外科手術が必要: インプラントを埋め込むためには、外科手術が必要です。
- 定期的なメンテナンスが必要: インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
- すべての症例に適応できるわけではない: 顎の骨の状態によっては、オールオンフォーが適応できない場合があります。
オールオンフォーが適している方
- 多くの歯を失っている方
- 総入れ歯を使用している方
- 顎の骨が不足している方
- 早期に治療を完了したい方
オールオンフォーは、従来の入れ歯やインプラント治療に比べて、多くのメリットがあります。しかし、すべての人に適しているわけではありません。歯科医師に相談して、ご自身の状況に合った治療法を選択することが大切です。